小笠原の続きです。
船旅について。
小笠原には“小笠原丸”一船で運行しています。一般的には、竹芝を水曜日11時に出港し翌日11時に小笠原二見港に着きます。その船はそのまま二見港に3泊留まり、日曜日午後3時に出港、翌日月曜日3:00竹芝に着きます。つまり旅行客と同じ現地に3泊の日程を辿る訳です。帰りたくとも必ず3泊はしないといけないのです。そしてその船には小笠原の人々の物資や郵便など生活に必要なものを運びます。村のお店には船の到着を待って品物が並ぶので、買い損ねると翌週まで待つことになります。
小笠原丸は2ヶ月前からチケットを販売しますが、高い客室から売れます。客室は特1等一人片道8万円から2等和室2万7千円まで差があります。私達は特2等と言うカプセルホテルみたいな部屋を取りました。約4万円。今回の航海は600人とほぼほぼ満員でした。
さてその小笠原丸は、当日出港した直後から熱帯低気圧の影響を受けて大揺れでした。飲みものがこぼれるほど揺れました。大きな揺れと小さな揺れとエンジン音とでゆっくり船旅を味わえず、結局飲むしかありませんでした。6月からスターリンクが4000円で使えるとありましたが、ネットなしを選んだので、全て音信不通の世界。普段いかにネット依存症かわかりました。食堂で小笠原についてのプレゼンが40分あっただけで船のイベントはなく、大型客船のようには行きません。手持ち無沙汰は否めません。Youtubeを録画して持っていってもあまり見る気にはなれませんでした。船とお酒と、どっちが酔っているのか?
翌朝聟島列島に近づいてから波がやっと落ち着きました。この時期ギラギラ太陽で甲板に出ても暑いし、しぶきで濡れるし、部屋はカプセル(ホテルのよう)だし、居場所に苦労しました。同行の妻は完全に船酔いでした。
帰りも同じ部屋です。
ただし、行く時は話し相手が女房だけでしたが、帰りは船で知り合った方とアクティビティで知り合った方がいましたので、お相手がいると言うことは結構時間が潰せることになりました。
また帰りは静かな海で、甲板に出てゆっくりすることもできました。もちろん食事の度に乾杯して酔い止め対策をしました。
知り合った方の一人は特一等を一人で占有しおり、時々お邪魔してゆっくりさせて頂きました。特一等はさすがに静かで揺れも少なく、シティホテルのツインの快適さでした。金額の差はここにあるのかと貧富の差を感じた次第です。
小笠原にはこの船でしか行けないので、安く済ませるなら我慢する。お金があるなら特一等で行く。
片道24時間おそらくもう乗ることはないでしょう。飛行機で行けない孤島だからこそ価値があるのでしょうが。













