星空逍遥 sulafat

星空観察と天体写真

星空観察と天体写真

2015年11月

屋久島に行ってきました その2

早起きしてトレッキング始まったところの続きです。
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3kmほど進むと枕木の上に板が敷かれ、木道に変化します。この地点はもと小学校があったところと看板があり非常に驚きました。
縄文杉の切り出しの作業にかかわった人々が住んでいたそうで、小学校の周りには石垣が見られたぶん住居跡かなと思われるところがありました。
しかし、もう鬱蒼とした森林に変化しており、わずか半世紀前のできごととは思えないほど自然の力はすごいものです。
やっと歩きやすくなって、足元から解放され周りが見えるようになりました。屋久島は日本のすべての気候を再現できるほど、縦に急峻に山が広がっています。
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南国風の「マムシ草」から、千両・万両や丸沼高原でよく見ることができる「米つが」などまで、杉ばかりに目を奪われがちですが、直物の豊富さについては日本随一なのかもしれません。
先月CWニコルの講演を聴く機会があって、イギリスの樹木の種類は約400だそうで、それに比べると日本は10倍以上らしく、まさに屋久島のような気候が植物を豊富にしているように思います。
マムシ草
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帰りのバスの時間もあるので、観察ばかりしていられず、さっさと歩かないとスケジュールに遅れてしまいます。
中間を過ぎたあたりから、先行するパーティーらしき団体に追いつきました。団体というよりはガイドツアーの参加者のようです。今までは気付かなかったのですが、ガイドさんが結構いて、樹木やら名前の由来やらいろいろ説明していました。ちょっと追い越すとちょっと話が聞け「ふむふむ」と耳を傾けていました。
ガイドさんもいろいろいて、老若男女外国人、10人ぐらいから2人まで。たぶん数十人はいたと思われます。それから泊まり組と思われる重装備をしたパーティーもいて、縄文杉に近づくほど人が増えてきました。
6kmを過ぎ、やっとトロッコ道の終点が現れました。枕木や木道の道ですから、約7kmの道のりは思ったより疲れました。休憩とトイレを済ませていざ本丸の登山開始です。
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ここからは急に山道の登りとなり、岩場や石段、木段があり、筑波山ほどではありませんが、本格的な登山となります。
ところどころ○○杉の銘木があって、注意しながら足元を見たり、木を眺めたりこれまでの景色とはだいぶ変わってきました。
登山を始めて30分ぐらいでウィルソン株につきました。ウィルソン株はその名の通りイギリスの植物学者が切り株に命名したものですが、この木は大阪城築城にも使われたとかで、大変大きな木です。
中は空洞で入ることができ、約4畳半ぐらいの広さがあります。ポイントによっては空洞がハート型に見えるため、その地点にはカメラの順番待ちの列ができていました。知り合いの常陸太田のパン屋さん「アシリアペ【旧店名】こころ 」の主人は、大昔ここでテントを張って泊まったというつわものです。
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屋久杉の名物まで来たので、本丸の縄文杉までもう少しかと思いきや、あと1時間20分はかかると隣のガイドさんの話を聞いてがっくり。朝の6時過ぎから歩いて4時間。まだ元気あるもののところどころにリタイアーしたと思われる女の子が一人待っているような姿が見受けられました。普通のトレッキングと思ったら本格登山で後悔したかもしれません。
途中ガイドツアー組が食事を取っていたので、清水が湧くところで休憩と昼食をとりました。5時ごろ食べて10時半ごろの食事です。水はいたるところに湧いていて、どれをとっても名水だそうです。
標高が1000mを超えるころになると霧が出てきて、また苔が一面を覆い森が一層幻想的に見えてきました。さらに「屋久鹿(小型の鹿)」が人を気にせず、登山道のすぐそばで餌を食んでいます。もののけ姫の原型が屋久島の風景だそうで、映画に出てくる一シーンを見ているような雰囲気がありました。
同じ宿に泊まったオランダ人のカップルは、もののけ姫を見て舞台となった屋久島に来たかったと言っていました。
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6時20分ごろの出発から約5時間11時半にやっと目的の縄文杉までたどり着きました。道のりは約11km、標高差600m。近くまで行けませんでしたが、展望台が組まれており、たくさんの人で賑わっていました。
最終目的地だけあって、みんな歓声を上げたり、記念写真を撮ったりこれまでとは違って観光地化していました。さすがに日本一の杉だけあって、異様な風貌には4000年とも5000年ともいわれるだけあって、こぶやら苔やら威風堂々とした姿でした。
縄文杉
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私たちはそこからさらに上に登って「ヒメシャラ」の群生地まで行きました。ここももののけ姫に出てきそうな森で、
樹皮のない百日紅のようなつるつるした幹が、くねくねと曲がってこれまで見たことのない景色が広がっていました。
ヒメシャラ
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12時を過ぎたため、そろそろ折り返しの時間です。5時のバスが最終ですのでそれまでに来たところまで戻らなければなりません。
行きと帰りの違う点は、細い登山道ではこれから登ってく人たちをまたなければならず、予想に反して時間がかかったのと、石が大変滑るため慎重に足を運ぶ必要があり、ぎりぎりの折り返し地点となりました。
それから膝ががくがくしてきて、さらに進むと痛みまで発症して、結構大変でした。木道までは良かったのですが、歩幅の合わない枕木には参りました。枕木は大きさも形も違っており、JRのそれを想像してはなりません。補修に補修を重ねた結果こうなったのでしょうが、トロッコ道という名前とは裏腹に過酷な道でした。
それでも帰りは景色を見る余裕もでき、朝方薄明で見ることのできなかった川や木々そして景色を堪能しました。
出発地点に戻ったのは4時30分、朝出たのが6時20府分でしたから、つも10時間10分・22km・40000歩のトレッキングとなりました。
それでも安房方面のバスにはぎりぎり最終となってしまいました。宿に着いたのは6時前です。ガイドブックにはさらりと書いていますが、普段歩かない人には大変な苦行でしかないように思えます。バスの時間があるため、私たちの後ろのガイドツアーは黙々と下山するところもあって、時間の管理も大変重要な場所でした。
2日目の夕飯はやはり地元産のお店を探しました。お刺身を頼んだところ、「今日は珍らしく漁師さんから直接伊勢海老を頂いたのでいかがですか?」と言われ、それも1500円、すぐさまお願いしました。
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伊勢海老は昨日見た口永良部島付近で捕れるそうで、思わぬご馳走で満足しました。定食にはなんと「亀の手」の味噌汁が付いてきてこれも鹿児島ならではの名物です。岩にこびりついているエビなどの仲間らいいのですが、本当に手のように見えます。これがいい出汁がでるのです。
痛い足を引きずってお店を探した甲斐がありました。
最終日は帰るだけです。行きはトッピーという高速船でしたが、帰りは飛行機を取りました。
その窓からはわたしの大好きな開聞岳が見られ、薩摩半島ごと丸見え。池田湖と指宿・遠くに枕崎、昨年車で一周したところがまた見られるなんてなんとラッキーな眺めでした。
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最近思うのですが、観光しながら星の写真を撮るなんて至難の業であると認識するようになりました。今回もミニ三脚とリレーズを持って行ったのですが、2晩とも雲にやられかないませんでした。またレンタカーという足の問題もあって、夜のスポットにはとてもたどり着きません。いつかは観光しながら地元の名所とともに星空を収めたいものです。

屋久島に行ってきました  その1

1月21日から3連休を利用して屋久島に行ってきました。
世界遺産そして屋久杉数えたらきりのないスポットがあり、普段の疲れを忘れるいい旅となしました。

まず、21日は朝早く7時45分発の高速船に乗り、鹿児島を出港、指宿経由で10時前に宮之浦港に到着。
レンタカーを借りて屋久島を一周することにしました。島の周遊道路は約100km、4時間ほどで回れます。
島の西には人家もなく、当然お店もありませんので、港の近くの観光センターで買い物をして出発。
最初に目に入ったのが口永良部島です。噴火のため全島避難した火山島です。山頂からは噴煙が上がっているのが見え、桜島といい、阿蘇山といい火山国日本を思い起こすには十分でした。
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屋久島は山高帽のように急に山がそそりたち、周囲を1000m級の山々が囲み、その中心に1936mの最高峰宮之浦岳が聳えています。
そしてひと月に35日雨が降るといわれるほど雨が多く、年間降水量は4300mmと関東の3倍。そこから川はいく筋も流れ、滝となって海に向かいます。
滝はいたるところにあり、写真の大川の滝はすぐ滝壺までいくことができました。迫力満点でした。
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レンタカーを返すまで時間があったので、屋久杉ランドの奥の淀川登山入口まで行って、紀元杉という3000年の大木を拝んで山を降りました。
この日は天気がまずまずで、青空がのぞいて非常に暖かく、海辺では半そでの人もいました。ここのレンタカーの返し方が面白く、借りた地点とは違う場所に返すことになったので、無人の営業所に置くことになりました。あとは鍵をサンバイザーのところに挟んで、鍵をかけずにおいといて・・・ということでした。島だから誰も盗んだりできないそうです。
宿に戻ってお勧めの居酒屋を紹介してもらい、30分ぐらい歩いたところに地元料理を出してくれるお寿司屋さんに行きました。名物は飛び魚。刺身・塩焼き・唐揚げまで美味しく頂きました。
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次の日は朝4時半出発ということもあって、早めに寝ました。

22日朝4時起床、ここ数年は長距離通勤のため朝が早いので苦になりませんがそれにしても早い。4時半に宿を出て、近くのお弁当屋さんで頼んでおいた2食分のお弁当を受け取り、バス停へ行きました。
登山客のため路線バスが朝早く運行しているのです。バス停にはもう6人ぐらいがいて、みんな縄文杉までいくのかと感心しました。バスに乗ったらもう満車状態、私たちよりあとの人たちは補助椅子に座るしかありませんでした。
真っ暗な道を進むこと15分ぐらい、終点の屋久杉自然館に到着。ここから専用のバスで登山道入口までいくのですが、すでに200人は並んでいたでしょうか。タクシーやら宿の車で次から次へと人がやってきます。縄文杉の登山道は一般車が入れないため、みんなバスでいくしかないのです。
朝食をとって、屋久島自然観から専用バスで揺られること約40分。まだ真っ暗な山道を席いっぱいのバスがすごいスピードで登っていきます。ちょっと不思議な感覚でした。
終点はバスで来た人たちで一杯でした。ふと空を見上げると雲間から星が見えるではありませんか。天気予報では残念なことに雨ということだったので、縄文杉はあきらめようかと思ったのですが、ここは山の天気、俄然元気が出てきました。
たぶん木星でしょう。
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トイレを澄ましていざ出発。
「トロッコ道を7kmぐらい歩く」それから「登山標高差500mを4km」片道11kmが始まりました。
ガイドブックにはありましたが、トロッコ道はまだトロッコが廃線となっていないため、線路そのままの上を歩いて行きます。
枕木を上を歩くのですが、それが不ぞろいでかつ歩幅に合わないため、歩きにくいのなんの、行きは元気でしたが帰りは本当にトロッコに乗りたい気分でした。
川を渡り、トンネルを抜け、まだ明けない薄明の中を進んでいきます。
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その2に続く

M33 JAL合宿の写真

楓林舎でのJAL合宿で撮ったM33です。
夜半から晴れる予定だったので、取り合えす撮っておこうと天頂付近の狙った訳ですが、いつ撮っても難しい対象です。ライブラリーで保存しておいたダークファイルがなぜか合わなくて、今回はしっかり撮ったので時間がおせおせとなってしまい、予報とは違って夜半ごろには雲がでて途中で終わってしまいました。L画像をたくさん撮って・・・なんて考えていたのですが、この時も満足な露出が得られませんでした。周りは夜露で単位辺でしたが、電源があったおかげでヒーターが使え露から免れました。
久々の画像処理は時間がかかって、途中でやめると最初からやらなくてはいけないほど忘れるもんですね。
ちょっぴり派手になるようにHαをまぜました。
FSQ106
EM200+オフアキ+ATIK TITAN
ST-8300M  
L900秒4枚、RGB600秒各1枚2ビニング、Hα1800秒1枚2ビニング
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