先日、といっても2回に分け熊野古道を散策しました。
 
まずは北の「高野山」(妻と行きました)。
難波から南海電車で約2時間。和歌山の山の中へ吸い込まれるようにレールが走っています。関東ならまだ宇都宮かという距離ですが、山の奥まで駅があり、そこからケーブルカーで更に高地へ向かい。やっと着いたと思ったら、またそこからバスで10分ほどで高野山に着きました。
空海が開いたという標高900mの高地に寺が散在しています。京都のようにあまり密集しておらず、バスで移動するくらい離れているところがたくさんありました。
平日に行ったのでお坊さんの数と観光客の数が同じくらいのゆったりとした雰囲気です。
歴史は得意ではありませんので、景色と雰囲気を楽しんできました。
比叡山延暦寺にも行きましたが、こちらの方が神々しい感じがしました。
 
弘法大師御廟   周りの過ぎの太さに驚きました
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根本大搭
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金剛峯寺
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次は那智勝浦(一人旅)
 
関東から一番行きにくいところはどこか?と考えた結果、那智の滝が一番遠いのではないかと思いました。白浜まで飛行機で行けばそれほどでもありませんが、新大阪から特急「くろしお」で4時間。新幹線なら広島を過ぎてしまいます。過去名古屋から南紀を回って大阪まで行こうと計画だけ立てたことがありましたが、無謀な計画でした。名古屋からでも4時間ぐらいかかるので、いかに陸の孤島かご理解いただけると思います。
 
それだけのところですから、覚悟していきました。それだけの甲斐あって熊野古道”らしき”参道を上り「那智の滝」が見えた時は感動しました。
普通これだけの滝なら、たとえば華厳の滝や袋田の滝など、入場料を払うまで滝の姿は見えませんが、ここは特段入場料を払わなくとも全容が見えます(折角なので入場料を払ってすぐそばまで行きました)。もしここが晴れていたならそのまま夜までいて、瀑布を背景に星野写真が撮れそうです。
勝浦はそのほか温泉とマグロ・クジラの産地です。
海を見ながら、かけ流しの温泉に入って、クジラのジャーキーで一杯。これをやってきました。
箕面から往復10時間、現地6時間の強硬軍。それでも達成感の方が強く楽しい旅でした。
 
熊野古道 大門坂
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那智大社と滝
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勝浦温泉(いろいろ聞いてここがかけ流しだそうです)
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